キャンプ場をあるいていると、こうばしくて甘い香りが漂ってきます。
べっこう飴を口の中で転がしているときの香りです。
先日わっぱるに来られたお客さんも、「甘い匂いがする」「なんの香りかしら?」と、当たりをきょろきょろ。
この、あま~い香りの正体はこれ。
なんと、落ち葉!
これは、「タカノツメ」という名前の植物です。
鮮やかなレモンイエローに紅葉したのち、葉を落とします。
地面に落ちた葉が、写真の右側のように茶色くなると、あま~い香りを放ちはじめます。葉に含まれる「麦芽糖」を分解したときに生成される、「マルトール」という物質が匂いのもとだそうです。
この香りがするのは、タカノツメだけではありません。
公園や街路樹などに使われているカツラの落ち葉も、同じように甘い香りを漂わせます。
寒くなってきましたが、お外でゆっくりお散歩しながら、晩秋限定の香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(スタッフPo)