2017年8月27日日曜日

【わっぱる便り】ハイイロチョッキリ

近頃、コナラの若いどんぐりの付いた小枝がポトリポトリと落ちてきます。
よく見るとどのどんぐりにも小さな傷が付いています。
ぼうし(殻頭)を取っても付いています。
割ってみると、中に卵があります。
これは、ハイイロチョッキリという甲虫目チョッキリゾウムシ科の昆虫のものです。
どんぐりの中で育ったのち、外に出てきて土の中で幼虫のまま冬を越します。
成虫は鳥のくちばしのような口でどんぐりに穴を開け、卵を産みつけます。そして口のギザギザの部分でノコギリのように枝を切り落としているのです。
成虫はこんな姿です。



2017年8月15日火曜日

【わっぱる便り】ヤマタカマイマイ

少し珍しいカタツムリが見つかりました。ヤマタカマイマイです。

このカタツムリは長野・岐阜から北陸地方・近畿北部及び中国地方の山間部に生息するとされており、環境省及び八つの府県でレッドデータ準絶滅危惧種に指定されています。わっぱるではカタツムリ自体珍しいのですが、こんな貴重なカタツムリが住んでいるとは驚きですね。このカタツムリとその生息環境を大事にしたいものです。(スタッフDk)